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胃の切除後の食事は医者にも分からない⁈医療費無料の落とし穴

投稿日:7月 4, 2017 更新日:

昨年の9月に彼のお父さんが胃の切除をしました。

腫瘍が見つかり、その細胞を取って検査をし、
胃がんではないけれど、念のため胃の切除をした方が良いと
医者に勧められたそうです。

80代半ばの彼のお父さん、
手術に耐えられるかが心配されましたが、
手術は無事に終了。

その後8週間ほどで退院して、
食事の仕方は大きく変えなければいけなかったものの、
普通に一人で生活できるまでに
回復したかのように見えていました。

 

胃の切除後に分かった真実と食事の苦労

後日の検診で細胞検査の結果を見直したところ、
「胃を切除する必要はなかった」と
彼のお父さんは言われました。

こんなことってあっていいのでしょうか???

胃を切除されてしまったために思うように食べれず、
案の定、体重は減少し、怒る元気も出てこないほどに
なってしまった彼のお父さん。

なんせ消化してくれる胃がないので、
一度の食事で今までのようにたくさん食べることは
もちろんできないので、
少量を何回かに分けて食べなければいけません。

病院から送られた栄養士さんからは
食べて良いもののリストを渡されていましたが、

80も半ばになって、
特別料理が好きなわけでもないお父さんが、
今までとは違ったやり方で
食事をしなければならないのは、
思ったより大変な作業でした。

そしていつしか口をひらけば、
「何を食べたらいいのかが分からない」
と口癖のように言っていました。

そんな状態だったので、
たまに家に彼のお父さんを呼んで
一緒に食事したりもしましたが、
あまり人に助けられたくない気難しいお父さん。

さらに、体重減少が進むほど気難しさの上に機嫌も悪く、
いろいろなことに対してネガティブになっていきました。

毎日体重計にのっては、
体重が減っていくのをみて焦りを感じていたようです。

毎日どのくらいの量を何回に分けて食べていたか、
はっきりは分かりませんが、
たまに顔を出した時に垣間見られる様子からすると、
おそらく手術前同様の量を今までとおなじく
一日3、4回で食べていたのではないかと。

そして食後は必ず、小腸が痛み、
黄色〜緑色の胆汁が上がって来て、
口から戻す状態が続いていました。

手術から10ヶ月ほどが経とうとしていた最近、
胆汁の色が黒っぽくなって来たのが気になり、
彼がお父さんを病院の緊急外来に連れて行きました。

腸のあたりのCTスキャンを取ったところ、
消化しきれなかった食べ物が大腸にたまり、
さらにそれが小腸の上の方まで来ていたとのこと。

排泄できないものが
胆汁として上がって来てしまっていたようです。

そもそも胃の役割を改めて確認して見ると、
口から運ばれた噛んだ後の食べ物を
さらに消化できるように粥状にする役目を果たしているところ。

またタンパク質やアルコールを消化するところでもあります。

その後、小腸、大腸を通って便となって
排泄されるのが消化の流れです。

この消化器系の最初の部分である臓器が取り除かれてしまったので、
魚肉卵などのタンパク質を含むものの摂取や、
アルコール類は避けるべきではないのかな、
と思うのですが。。。

彼のお父さんは、
今までと同じように食べようとしては、
思うように行かず苦しい思いをしていました。

また、食べたものを粥状にする役割がなくなっているので、
食べる時によく噛むのはもちろんですが、
調理する際にすでにお粥のような状態にして
消化しやすいようにする必要があると思います。

 

医者にも分からない胃の切除後の食事

それにしても今回緊急外来で対応してくれた医者も、
胃の切除をした医者も、
胃を取り除いた後にどういう状態になるか、
どういう食事をどのようにとるか、
そういった説明は一切してくれなかったようです。

そして、彼が具体的に食べ物について質問したところ、
医者は無言だったそう。
=分からないということでしょうか?

医者は食べ物についての教育は受けないと聞いたことがありましたが、
本当にそうなのかもしれません。

ヒポクラテスの言葉に、

“Let food thy medicine and medicine be thy food”
– 汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ –

がありますが、健康と食事と薬は深い関係があります。

薬が食事ではなくなった現代。
病院から出されるピル状の薬や、様々な薬品たち。

今回の病院滞在中に出されたピル状のビタミン剤。
胃がないお父さんにピル状のビタミン剤を
そのまま飲ませようとするなんて。。。

すっかり嫌気がさしたお父さんは、
ビタミン剤なんて飲まないと言って突き返していました。

 

カナダでは、これらの病院にかかる費用は基本無料です。

この無料のヘルスケアシステムを求めて
移民してくる人もたくさんいます。

私たち患者はお金を直接払わなくていいかのように
一見見えるのかもしれませんが、

税金によって賄われているので、
彼のお父さんにしてみればずっと働いて払って来た税金。

それで取り除かれてしまった胃の臓器。

医療のことは一般人の私たちには理解しづらい部分で、
そのため、医師の判断を委ねることになるケースが多いです。

ですが、わからないなら、
わかるまで質問をすることくらいは私たちにもできます。

また、理にかなわないことはちゃんと疑問視して、
納得するまで質問をするべきだと思います。

今回の彼のお父さんのように、
胃がなくなってからでは取り返しつかない。

その状態とうまく付き合っていかなかればいけないだけでなく、
寿命だって無意味に縮んでしまったかもしれません。

 

胃の切除後、改めて感じた日々の食事の大切さ

食事をおろそかにすることなく、
丁寧に生活をしていれば、
そもそも医者にかかる必要もないかもしれません。

忙しい生活をする現代の人々にとって、
食事というベーシックなものの大切さの
教育が足りていないと感じます。

医者任せではなく、自分の体のこと、健康のこと、
自分で責任を持って対応していかなければ
いけないのではないでしょうか。

”腹八分目は医者いらず”

と言われますが、
食べ過ぎないことも大事ですね。

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